IT系システム開発プロジェクトでは、「ロスコン"loss control" プロジェクト」と言われる赤字案件が頻発しています。ロスコン対象となってしまう要因はさまざま考えられ、プロマネや開発現場でコントロールし切れない面があるのも実情です。しかし一方で、プロマネと現場の連携でコントロールできるにもかかわらず、適切な対処ができずに、コストがさらに膨れ上がっているケースも少なくありません。
最近ではロスコン対策として、プロマネのマネジメント力強化だけでなく、開発現場のコスト意識改革・改善に乗り出す企業も出てきています。実際、開発現場のコスト意識を高めることで、コミュニケーションなどの活動に変化が現れ、現場発のコスト削減成果が上がっています。現場で出来ることなんか“ほとんどない”、“インパクトが少ない”などと思考停止にならず、まずは現場から取り組めることに着手すべきです。
さらに、現場の担当者・リーダークラスのコスト意識育成に取り組んでいる企業は、将来のプロマネの育成という面も重視しています。
・本研修は、プロジェクトの“コスト”に着目したプログラムです。
・研修対象者はシステム開発の現場社員です。
・プロジェクトのコスト計算の学習を通じて現場のコスト意識が高まります。
コスト・マネジメント、コスト・コントロールを効果的に実行するためには、
1)プロマネ等による人的マネジメント
が重要なのはもちろんのこと、
2)プロジェクト管理システム
の効果的な活用が不可欠です。
ところが、実行部隊のコスト意識が不足していると、いずれも効果が上がりません。
したがって、
3)現場のコスト意識を高めること
そして、そのための教育研修が効果的です。
現場のコスト意識を高めることにより、プロマネ等とのコミュニケーションがスムーズになり、プロジェクト管理システムの情報を効果的に活用することもできるのです。
時刻 | 分 | セクション | 内容 |
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13:00~ | 30 | イントロダクション |
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13:30~ | 130 | 1.プロジェクトのお金の動き: シミュレーション演習 1)本シナリオ |
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15:40~ | 50 | 2)赤字化のサブシナリオ 3)部門損益の算出 |
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16:30~ | 30 | 2.社内プロジェクト管理システムの説明 |
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17:00~ | 30 | 3.活用に向けて |
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17:30 | 終了 |